プロトレイルランナー石川弘樹は8年前から南三陸に通い続けている。その理由は、かつてこの地に生息していた町のシンボルバード “イヌワシ” を呼び戻すためだ。草地や伐採地など開けた山を狩り場としてきたイヌワシの生息環境を復活させるため、「南三陸イヌワシ火防線プロジェクト」を立ち上げた鈴木卓也や地元の林業家・佐藤太一らとともに、全長60kmに及ぶ火防線跡をトレイルとして整備してきた。「僕らトレイルランナーが自然のためにできることは何か?」と常に考え続けてきた石川にとって、この活動は天命のようにさえ思えた。津波に度々襲われてきた南三陸の山で火防線トレイルが繋がれば避難や救助ルートにもなりうる。2022年春、石川たちは全ルート2/3の整備が終わった火防線トレイルに全国のトレイルランナーたちを招待する。トレイルを走りながら彼らは何を感じたのか……。イヌワシが再び空を舞うこと、そしてこの地に暮らす子どもたちの未来を想いながら、今年もまた整備活動が始まろうとしている。
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2023 “Run to” フィルムツアー
フィルム『共生のために走る』の先行上映ツアーを2月25日より実施します。トレイルランナーの石川弘樹が東北から九州まで、全国9つのランニング・コミュニティを巡ります。
フィルムの舞台となった南三陸町でのプレミア上映を皮切りに、各地域のトレイルランニング・スペシャリティ・ショップやパタゴニア直営店にてフィルム上映とともに地域ごとの取り組みを紹介。上映会のゲストには出演者やトレイルランナーが集まり、トークセッションやグループランを開催予定。
トレイルランナーが自然を守るためにできることを、一緒に考えていきましょう。
2023 “Run to” フィルムツアー
四国・T-mountain開催
3/7(火)19:00〜21:00(18:40開場)
愛媛会場:「ケミビル705号室」
愛媛県松山市喜与町1-5-1*氏名と、当日連絡の付く携帯番号をお知らせください